Story

感じることはできる。でも、もっと先を知ってみたかった。

今でも感じるし、困っているわけでもない。それでも「もっと深く感じるって、どんな感じなんだろう?」という好奇心から、自分の場合に何が起きるのかを確かめてみた女性の体験談。

感じることはできる。でも、もっと先を知ってみたかった。

困っていたわけではありません。

感じないわけでもありませんでした。

セックスが嫌いだったわけでもない。

それでも、ときどき思っていました。

「もっと深く感じるって、どんな感じなんだろう?」

今知っている感覚が全部なのか。

まだ知らない感じ方があるのか。

催眠を使ったら、自分はどうなるのか。

ただ、それが気になりました。


何かを「直してほしい」わけではなかった。

最初に説明するとき、

「何ができるようになりたい?」

と聞かれるより、

「何に興味がある?」

と聞かれた方が、私にはしっくりきました。

できないことを克服したいというより、

自分の身体について、まだ知らないことを知りたい。

それが一番近かったからです。


他の人の体験を読んでも、最後は自分で確かめるしかない。

体験談を読むのは面白かったです。

こんなふうに感じる人がいるんだ。

こんな反応もあるんだ。

と思いました。

でも同時に、

それはその人の身体なんだよな

とも思いました。

同じことをして、

私も同じように感じるとは限りません。

だったら、

自分の場合はどうなるのか。

それは自分で確かめるしかない。

最後に背中を押したのは、

「できるようになりたい」

より、

「私の場合はどうなるのか知りたい」

という気持ちでした。


催眠そのものにも興味があった。

本当にかかるのかな。

どんな感じなんだろう。

普通に意識はあるのかな。

そんな好奇心もありました。

実際に始まってみると、

ずっと何も考えられなくなるわけではありませんでした。

普通に考えている瞬間もある。

言葉を聞いている。

想像している。

身体へ注意を向けている。

その中で、

いつもなら通り過ぎてしまうような感覚が、少しずつ気になってくる。

その変化が面白かったです。


「もっと」は、刺激の強さだけではなかった。

最初は、

もっと感じる = もっと強い快感

というイメージもありました。

でも体験してみると、

違いが分かる。

場所が分かる。

呼吸で変わる。

力を使ったときと抜いたときで違う。

想像すると変わる。

そういうことも、

「もっと感じる」

なんだと思いました。

強さだけではなく、

自分の身体について分かることが増える。

それが面白かったです。


「できた」より、「まだあるかもしれない」。

体験後、

何か一つの目標を達成した、

という感じではありませんでした。

それより、

自分の身体には、まだ知らない感覚があるかもしれない。

と思ったことの方が大きかったです。

今でも感じる。

今でも楽しめる。

でも、

まだ知らないものがあるなら知ってみたい。

私には、それが一番近い理由でした。


次に読むなら

これは一人の実際の体験です。催眠への反応や身体感覚には個人差があり、同じ体験を保証するものではありません。